皮膚の一部が虫刺されのように赤く膨れて、かゆくなります。
しばらくすると跡かたもなく消えるのが特徴です。
当院は2種類の抗ヒスタミン剤内服でもコントロールのできない難治性のじんましんに対し、ゾレアという注射薬の導入も行っています。(適応は年齢や重症度によって決まります。)
じんましんの種類
急性蕁麻疹 | 発症して1ヶ月以内のもの。細菌、ウイルス感染などが原因となっていることが多い。 |
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慢性蕁麻疹 | 発症して1ヶ月以上経過したもの。原因が特定できないことが多い。 |
じんましんの原因による分類
特発性(約72%)
原因不明のじんましんで、多くの慢性じんましんの方はこれに該当します。
物理性じんましん(約10%)
機械的にこすれたり、圧迫、寒冷、温熱、日光、振動などといった物理的刺激によりおこる。
コリン性じんましん(約7%)
入浴や運動などで汗をかくと現れる蕁麻疹。小児から若い成人に多くチクチクとして痛みを訴えるのが特徴です。まれに発汗機能が低下している病気を合併していることがあります。
じんましんの治療
治療には主に抗ヒスタミン薬が有効です。
慢性蕁麻疹の多くは、長期にわたり薬を飲み続ける必要がありますが、長期連用による副作用はほとんどありません。まずは自分に合った薬を見つけることが大切です。
症状をうまくコントロールしていくと、ほとんどの場合は少しずつ薬の量を減らすことができ、やがては中止できるようになります。あせらず、気長に治療しましょう。
皮膚の下で起きているアレルギー反応のため、塗り薬はあまり効果がありまん。