多汗症

汗が多いのは“体質”だと思ってあきらめていませんか?
それは『多汗症』かもしれません。
『ワキ汗』『手汗』に対する保険適応の治療薬があります。

原発性腋窩多汗症(ワキ汗)

~日本人の10人に1人は多汗症~

そのうち約60%がワキ汗の患者さんと言われています

原発性腋窩多汗症(えきかたかんしょう)とは?

  • 汗の量がおおくなる原因となる病気がないのに、 多量のワキ汗に悩まされる疾患です。
    • 汗じみが目立つ服が着られない
    • 手を上げるときに汗が気になる
    • 汗のせいで勉強や仕事に集中できない
    こんな症状でお悩みの方は『腋窩多汗症』かもしれません。
  • 原発性腋窩多汗症(ワキ汗)と診断され、重症度の高い方は、保険適応の塗り薬「エクロックゲル」「ラピフォートワイプ」があります。

塗り薬の役目

  • 汗を出す指令をブロックする成分で、過剰な汗を抑えます。
  • 市販のデオドラント製品とは違って、汗の抑制が期待できるお薬です
  • 毎日ぬり続けることで効果が発揮します

原発性手掌多汗症(手汗)

原発性手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)とは?

  • 明確な原因がないにも関わらず、手のひらに大量の汗が出て、日常生活に支障をきたす疾患。
    • 紙がふやけて字が書けない
    • 握手の際に困る
    • 電子機器が壊れる、すべる
    こんな症状でお困りの方はこの疾患の可能性があります。
  • 発症年齢は平均13.8歳
  • 日本人の5.3%の方に発症しているとする報告があります

塗り薬の役目

保険適応の塗り薬「アポハイドローション」

  • 汗を出す指令をブロックする成分で過剰な汗を抑えます。
  • 市販のデオドラント製品とは違って、汗の抑制が期待できるお薬です
  • 毎日ぬり続けることで効果が発揮します

重度の多汗症(手掌)の場合

愛知医科大学病院 専門外来など連携し紹介させていただきます。

  • 手術による治療法;胸部交換神経遮断術(ETS)
    手汗をコントロールする交感神経を遮断することで、手汗を抑える治療法。副作用として代償性発汗が起こることがあります。
    代償性発汗を軽減するために、遮断する神経の範囲を狭くする工夫がおこなわれる場合もあります。
  • まずは塗り薬での治療を行います
  • 塗り薬で軽快のない方は、手術のできる施設への紹介を検討します

重症度の低い軽度の多汗症、薬剤の効果の乏しい方

【自費治療】もございます。

塩化アルミニウム水

汗腺の出口にフタをする役目のある塗り薬です。
腋窩に最も効果が出やすいです。
お子様にも使用できます。

塩化アルミニウム水50ml770円(税込)

汗のニオイが気になる方へ(ワキ、首元、足)

  • 有効成分:クロルヒドロキシA
  • 抗菌成分:グリセリンモノ2-エチルへキシルエーテル配合
  • 無香料、無着色で汗を抑えながらニオイを抑えます。
セルニュープラス デオドラントクリーム2,200円(税込)