動悸とは
動悸は、心拍が普段と違って強く感じられる状態を指します。脈拍の速さに関係なく、一定の速さでも起こることがあります。動悸の原因には各種の疾患、薬の副作用、脱水、飲酒、カフェイン、ストレス、緊張、過労、睡眠不足などが挙げられます。

動悸の主な原因
疾患
胸痛や呼吸困難を伴う場合は、心筋梗塞や肺塞栓症など緊急対応が必要な疾患の可能性があります。不整脈、心臓弁膜症、貧血、甲状腺疾患、精神疾患、更年期障害なども動悸の原因となりえます。
薬の副作用
服用中の薬が動悸を引き起こす場合があります。受診時にはお薬手帳をご持参ください。
その他の原因
- 脱水
- 飲酒、カフェイン(特にエナジードリンクの過剰摂取)
- ストレス、緊張
- 過労、睡眠不足
動悸の診断と検査
当院では、以下の方法で動悸の原因を調べます。
- 問診(症状や基礎疾患、薬の服用状況など)
- 心電図、胸部X線、心臓超音波(心エコー)
- 血液検査、24時間ホルター心電図、1週間ホルター心電図
動悸を記録して受診しましょう
動悸が気になる場合は、(可能であれば)以下の情報をメモして受診時にお持ちください。
- 動悸が起こった状況(活動中か安静時か)
- 動悸の始まりや終わり方(急に始まる・徐々に始まるなど)
- 動悸の続時間
- 1分間の脈拍数
- 脈の規則性(飛ぶ、乱れる、不規則になるなど)
自己検脈の方法

動悸が気になるときは脈を測ってみましょう。
- 手首の親指側を確認
- 拍動を感じる部分に人差し指、中指、薬指を軽く当てる
- 1分間の脈拍数を測定
※安静時の脈を普段から測っておくと異常に気付きやすくなります。
当院でのサポート
動悸が気になる方は当院にご相談ください。